たった七日間。それでも、忘れられない春があった。
七日間の春→
恋愛・8話・完結
鹿児島・鹿屋で暮らす少女、美桜は、ある日ひとりの青年と出会う。
青年の名は、湊。
彼は特攻隊員として、間もなく戦地へ向かうことになっていた。
桜が咲き始めた鹿屋の町で、二人がともに過ごせる時間は、わずか七日間。
何気ない会話。
小さな約束。
そして、言葉にできない想い。
戦争という時代の中で、限られた時間を懸命に生きる二人。
やがて、出撃の日が近づいてくる――。
これは、昭和二十年の春に出会った二人の、忘れられない七日間を描いた物語。