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たった七日間。それでも、忘れられない春があった。
鹿児島・鹿屋で暮らす少女、美桜は、ある日ひとりの青年と出会う。 青年の名は、湊。 彼は特攻隊員として、間もなく戦地へ向かうことになっていた。 桜が咲き始めた鹿屋の町で、二人がともに過ごせる時間は、わずか七日間。 何気ない会話。 小さな約束。 そして、言葉にできない想い。 戦争という時代の中で、限られた時間を懸命に生きる二人。 やがて、出撃の日が近づいてくる――。 これは、昭和二十年の春に出会った二人の、忘れられない七日間を描いた物語。
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