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第一章 火の魔法 FER(フェル) / 第9話
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『
しらべること
1、フェルは火じゃない → 白い光?
2、水のゆげ → どうしてばくはつ?
3、まほうのきょか → だれがする?
』
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「うーん……どれから調べよう?」
カイエはノートをじっと見つめた。
『フェルは火じゃない』
これは今一番気になっている。
でも、どうやって調べればいいのかわからない。
『水の気化』
これも気になる。
あの水の中での爆発はよくわからない。
『魔法の許可』
これはもっとわからない。
そもそも誰が許可しているのだろう。
「全部気になる……」
エコーは猫の姿でカイエの目の前で寝そべり、邪魔をするようにゴロゴロと寝返りを打った。
「もー、まだ考えてるの? 早くおやつにしようよ」
「エコー、邪魔しないで。 おやつ無しにするよ」
⸻コンコン
「はーい」
「アミナスです」
「アミナス!」
カイエは勢いよくドアに向かって駆けていく。
エコーはちょっと不満そうに、しっぽで机をビタンと叩いた。
「魔導士のみなさんに聞いてきました」
アミナスは紙の束をカイエに渡す。
そこには、アシュクロフト家直属の魔導士達に聞き込みをした情報が、細かく書き込まれていた。
「アミナス! ありがとう!!」
「お役に立てて良かったです」
カイエはすぐに机に座り、紙を一枚一枚めくり始めた。
「魔法を覚えた場所は……湖? 初めて使えた時は……釣り遊び中? うーん、なるほど……」
ブツブツと呟きながら、ノートに書き込んでいく。
「お嬢様、食器をお借りしますね」
すでに没頭しているカイエに声をかけ、アミナスはお茶を淹れた。
机と応接テーブルに、木の実のケーキとカップを並べる。
「エコー様もどうぞ」
ピクリ。
エコーはのそりと顔を上げ、アミナスのポケットをじっと見つめた。
そこには折り畳まれたメモが入っている。
魔導士達の証言をまとめた集計結果だ。
アミナスはそれを取り出しかけたが、楽しそうに紙束を読み始めたカイエを見て、静かに手を止めていた。
優しげに微笑み、カイエを見守るアミナス。
エコーは目を細め、机から応接テーブルへ飛び乗った。
「アミナス、ケーキ切って」
「えっ……あ、はい!!」
その後二人は楽しそうなカイエを見ながら、のんびりお茶会を楽しんだのだった。
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