読み込み中...
読み込み中...
気がついたら六歳児になっていた。中身は三十四歳、コンサル業で過労死した桐生太一。 剣術ゼロ、魔力ゼロ。転生特典としてはハズレ枠だが、代わりに手に入れたのは「万物鑑定」というスキルだった。人でも土地でも見れば値段や中身がだいたい分かる、地味だが妙に実用的な力。 試しに実家を鑑定してみたら、思わず真顔になった。 借金は年利18%。畑は連作障害で毎年目減り。着ている服も布も全部よそからの輸入。このままいけば3年でこの家は終わる。 前世で潰れかけの会社を何十社と立て直してきた身からすると、これは「詰んでいる」というより「打ち手がはっきりしている」状態に近い。 剣も魔法も使わない。数字と交渉で、詰んだ辺境をひっくり返す話。
この作品を評価する
まだレビューはありません。