『赤い月が昇る夜、美しい姫を迎えに行く』 皆既月食の一ヶ月前、魔王国から届いた一通の手紙。誰もが愛する王女の誘拐予告に国中がパニックに陥る中、公爵令嬢のルネは敬愛する王女の身代わりになることを申し出た。 過去に従妹である王女を庇い、魔族から呪いを受けたことで「呪われ姫」と呼ばれているルネ。ゆえに誰にも止められることもなく、狙い通りルネは王女のふりをして魔族に攫われるが──。 「我が妻は戯れるのが好きなようだな?」 「だ・か・ら!! 妻にはならないって言ってるでしょう!!」 魔王国の王子、ロータスはなぜかルネを手放す気がない様子。それどころかルネを気に入ったらしく、挙式の話がどんどん進んでしまう。 このままでは本当に魔王子の花嫁になってしまう。 絶対に逃げ出してやる──固く決意をするルネだったが、ロータスにはルネを手放せない理由があった。 皆既月食の夜から始まる、呪われ姫と魔王子のロマンスファンタジー。
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